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2007/11/25 レポート

脱フロン分科会報告・オゾンホールを最初に発見したのは日本人でした

2007年11月25日(日)13:00〜15:30
シンポジウム「市民が進める温暖化防止2007」・脱フロン分科会の報告
<気象観測から考える、地球温暖化と脱フロン>

sokutei脱フロン分科会では気象観測の分野で活躍されているお二人、気象庁気象研究所の忠鉢繁主任研究官と気象キャスターの村山貢司氏にお話を伺った。
忠鉢研究官は1982年にイギリスのフォアマンチームと同時期に世界で最初に南極のオゾンホールを発見した方である。一方村山氏は気象キャスターとして日本で最初に紫外線速報を出された方だ。

同じ気象観測というフィールドで、それぞれの分野で先がけて活躍されているお二人だが、そのキャラクターはまったく違う。村山氏は、カラフルなパワーポイントの資料を次々に提示しながら、「気象を観測していると異常気象が既に起きている問題だと分かる」と熱くトークを繰り出される。『異常気象』という一般向けの著書も書かれている。それに対して、忠鉢氏は、地味な研究へ心血を注ぐ生活そのものの朴訥とした語り口で話される。厳しい南極での観測中に1982年の9月から10月にオゾンホールを発見した時には、「こんな数字が出るはずが無い」と1年以上悩まれたという。

この対照的なお二人のお話を伺って、参加者は「分かり易く啓発する」という部分と、「地道に観測を続け正確なデータを蓄積して行く」というどちらの視点が欠けても、環境問題の解決にはつながらない、ということを再認識することになったのではないか。

忠鉢繁氏の「観測結果は嘘をつかない」という強い信念のもとに継続される研究や観測、また日々の観測から「温暖化防止には今行動する事が大切」と熱く語り日本中を飛び回る村山氏。折しもIPCCがノーベル賞を受賞したが、環境問題に警鐘を鳴らす科学者たちのデータと真摯な声が、今、まさに世界を動かしている。

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