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2016/10/15

<声明>モントリオール議定書でHFCの削減採択~新たなFガスではなくノンフロン・自然冷媒への転換を!~

モントリオール議定書でHFCの削減採択~新たなFガスではなくノンフロン・自然冷媒への転換を!~

2016年10月15日
NPO法人ストップ・フロン全国連絡会

 ウガンダのキガリで開催されていた第28回モントリオール議定書締約国会合で、フロンの一種であるHFCの生産規制が決定しました。これまではCFCやHCFCなどオゾン層破壊物質だけを対象としてきた同議定書ですが、オゾン層は破壊しないHFCも段階的に削減していくことが盛り込まれた歴史的にも非常に意義のある議定書改正となりました。HFCはこれまで、オゾン層保護のためにオゾン層保護物質からの代替として転換が推奨されてきた時代がありました。しかし、オゾン層は破壊しないものの強力な温室効果ガスで、CO2の数万から数千倍の温室効果を持つものがあるために、京都議定書では排出抑制の対象ガスとなり、規制強化が必須とされてきました。  今回の改正では、日本を含む先進国は2019年から生産量を凍結し、2036年までに85%削減することとなりました。近年、HFC排出量が急増している日本は、HFC生産規制に向けた対応が急務です。現在政府は、エアコンの冷媒でGWP値の高いHFC32(R32)への転換を推奨していますが、HFC削減の解決策にはなっていません。また、低GWPのフロン系物質(Fガス)は分解後に有害物質を発生することから、新たなリスクも指摘されているため、推奨されるべきではありません。現在、様々な企業がノンフロン・自然冷媒の技術を実用化していますが、まだ普及拡大にはいたっていません。  日本政府は、歴史的大転換となるモントリオール議定書キガリ改正をうけ、新たなフロン類ではなく、ノンフロン・自然冷媒への転換を一足飛びに加速化させる政策をとり、世界のHFC対策をリードしていくべきです。

段階的削減スケジュール

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